アウクスブルク観光 完全ガイド|おすすめ観光スポットなどを紹介

アウクスブルク

アウクスブルクは街中に美しい教会や噴水、さまざまな様式の華やかな建築など、随所でその歴史を感じられる街となります。アウグスブルクは、有名なモーツアルトの父レオポルト・モーツアルトが生まれた街としても知られています。

アウクスブルクについて

ドイツ南部の古都アウクスブルクは、ドイツで2番目に古い街であり、ロマンチック街道の発祥の地でもあります。バイエルン州では、ミュンヘンとニュルンベルクに次ぐ3番目に大きい都市になります。日本人に人気のロマンチック街道上にあり、大富豪フッガー家が建設した世界最古の社会福祉住宅フッゲライや、黄金の間を持つ市庁舎など多くの観光スポットがあります。

この記事では、アウクスブルク観光のおすすめスポットを紹介します。

アウクスブルクのおすすめ観光スポット

1.アウクスブルク大聖堂

アウクスブルク大聖堂
photo by photoAC

アウクスブルク観光で見逃せないのが、旧市街にあるルネサンス様式の市庁舎からマキシミリアン通りを北へ歩いて5分ほどの場所にあるアウグスブルク大聖堂。白壁にオレンジ色の屋根が特徴的な建物です。大聖堂には高さ62メートルの塔があり、ロマネスク様式で建てられた西側部分とゴシック様式の東側部分が併存する建物です。別名「エリザベト訪問の大聖堂」とも呼ばれており、聖母マリアに捧げられたカトリック教会です。

聖堂内は、ゴシック様式の天井が高く窓が広い開放感のある身廊と4つの側廊を持っており、長さ113メートル幅40メートルの広さです。また、繊細で美しいステンドグラスの数々に古い聖母像や像が並び、身廊のシンプルな白い柱にはいくつもの祭壇画や彫刻、レリーフがあります。アウグスブルクの巨匠ホルバインの「聖母マリアの誕生」をはじめとする4枚の祭壇画も見ることができます。

2.アウクスブルク市庁舎

アウクスブルク市庁舎
photo by pixabay

1615~1620年にかけて建設されたこの市庁舎は、「ドイツ・ルネッサンスの最高傑作」とも称される重要な建物で、ドイツの市庁舎としては珍しいルネッサンス様式になります。

アウクスブルク市庁舎で必ず見てほしいのが、市庁舎の3階(日本式4階)にある「黄金の間」になります。この黄金の間には、2.7キロもの金箔が使われているとのことです。

広さ500㎡のホール内に入ると、黄金色の装飾と華やかなフレスコ画に覆われた天井の豪華さに魅了されます。

3.フッゲライ

フッゲライ
photo by pixabay

世界最古の社会福祉住宅「フッゲライ」は、ヤコブ・フッガーが1516年~1521年に資金を提供して建てたのがものになります。フッガー家とは、14世紀~15世紀にかけて織物商人として始まり、15世紀後半には蓄えた富を生かして金融業に着手しました。15世紀末~16世紀初頭には、ヤコブ・フッガーのもとで最盛期を迎えています。

フッゲライ創設の目的は、借金やギャンブルに手を出さず、真面目に生活を送ってきたにも関わらず貧しい境遇に陥ってしまった人々を助けることだったそうです。

広大な敷地には8つの通りと7つの門があり、140戸あまりのアパートが並んでいます。このフッゲライは、設立から500年近くが経った今でもなんと現役の社会福祉住宅として変わらずに使用されています。

4.WWKアレナ(旧称:インパルス・アレーナ)

WWKアレナ
photo by pixabay

アウクスブルクにあるサッカースタジアムで、FCアウクスブルクのホームスタジアムになります。観客収容は30,660人で19,060人が椅子席、11,034が立ち見席となっています。将来的に収容数を49,000人にまで拡大させる計画があります。スタジアム内は、観客が快適に試合を楽しめるよう設計されています。視界が良く、スタジアム全体が見やすい構造になっています。

アウクスブルク中央駅からトラムに乗り、Augsburg WWK Arenaで降り、そこから徒歩10分程で到着できます。

チケットは公式サイトまたはブンデスリーガの販売サイトで購入可能になりますが、週末の試合は事前予約推奨です(特にバイエルン・ミュンヘン戦などのビッグマッチ)。スタジアム周辺にパブリックビューイング可能なスポーツバーもありますので、現地の人とビールを飲みながら観戦もできます。

5.聖ウルリヒ&アフラ教会

聖ウルリヒ&アフラ教会
photo by photo AC

聖ウルリヒ&アフラ教会は、アウクスブルク旧市街にあり、大聖堂と並ぶこの街で最も重要な教会の一つです。建物はマキシミリアン通りの南端にあり、カトリック教会は白を基調とした外観、プロテスタント教会は薄緑色のファサードが特徴です。

この配置は、アウクスブルクが宗教和議を通じて両派の共存を象徴する地であることを示しています。カトリック教会とプロテスタント教会が同じ敷地内に共存する珍しい教会となっています。

6.アウクスブルクの水管理システム

アウクスブルクの水管理システム(Augsburger Wassermanagement-System)は、数世紀にわたって発展した先進的な給水・排水システムで、2019年にユネスコ世界遺産に登録されました。

このシステムは、水力を活用した発電・飲料水供給・運河網の管理など、多目的に利用されており、ヨーロッパで最も歴史のある水管理技術のひとつです。

7.マクシミリアン通り

マクシミリアン通り
photo by pixabay

数多くの観光の見所があり、トラムの走る広い通りになります。この通りを歩くだけでも、アウクスブルクの歴史的な雰囲気を感じることができます。通り沿いには飲食店やカフェ、お土産店が多く並んでおり観光だけでなく、ショッピングや食事も楽しめるエリアとなっています。

マキシミリアン通りを一周歩くだけで、アウクスブルクの魅力的な観光スポットを十分に堪能することができます。

アウクスブルク観光のアドバイス

アウクスブルクは、ミュンヘンから電車で30分とアクセスが良く、市内はトラムやレンタルサイクルを活用すれば快適に観光できます。

また、ドイツ鉄道が販売しているチケット「バイエルンチケット」を使うと交通費を節約できるので、計画に合わせて活用しましょう。

バイエルンチケット:29ユーロ(1人)+ 追加1人ごとに10ユーロ。バイエルン州の電車・トラム・バスが乗り放題(アウクスブルク〜ミュンヘン間もOK)。

利用時間:平日9:00〜翌3:00、週末は終日OKとなります。

公式サイト

参考サイト

気候としては、ヨーロッパの冬期間である10月~3月は日照時間も少なく、暗く・寒い・どんよりとした天気が多いので、冬が苦手な方はサマーシーズンの5〜9月がオススメです。

まとめ

アウクスブルクは、ドイツ最古級の歴史と美しい街並みが魅力の都市です。世界遺産の水管理システムやフッゲライ、市庁舎の黄金の広間など、見どころが満載。ミュンヘンからのアクセスも良く、日帰り旅行にも最適な観光地です。 訪れる際は、電車やトラムなどを活用しながら、効率よく観光を楽しんでください。

ぜひ、アウクスブルクの歴史と文化を堪能し、忘れられない旅の思い出を作りましょう。

バイエルン州の記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA