ドイツ料理といえばソーセージやビールなどをイメージされる方が多いと思います。確かにソーセージやビールは有名ですが、それだけでもたくさんの種類があり、ベルリン、ミュンヘン、フランクフルトなど都市ごとにそれぞれの名物があります。
この記事では、ドイツ料理の定番や意外と知られていない美味しいドイツ料理を紹介します。
ドイツ料理の魅力とは?
ヨーロッパの北に位置しているドイツは、寒さが厳しい気候で食材が不足しがちだったため、保存食が豊富なのが特徴になります。その中でも代表的なものが、ヴルストと呼ばれるソーセージやシンケンと呼ばれるハムなどの加工肉類になります。
また、ドイツ料理に欠かせないものがジャガイモになります。肥沃な土地でなくとも育ちやすいので、広く栽培されるようになり、今でもドイツ料理の付け合わせとして定番メニューとなっています。
ドイツ料理おすすめ紹介
ドイツの肉料理

ドイツ料理の定番と言えばソーセージになるかと思います。ドイツの国民食で種類が豊富にあります。
ブラートヴルストは、細かく刻んだ豚挽き肉や牛肉をグリルで焼いたソーセージです。マスタードをかけて、パンにはさんで食べるのが定番です。
カリーヴルストは、ベルリンの名物で焼いたソーセージの上にスパイシーなケチャップとカレー粉をまぶしたものになります。街中の軽食スタンドなどでも売られています。
ヴァイスヴルストは、ミュンヘンの名物ソーセージでドイツ語の白いソーセージを意味します。このソーセージの特徴としては、沸騰したお湯で温められた状態で提供され、皮をむいて甘口のマスタードと一緒に食べます。

シュニッツェルは、薄切りにした肉に衣をつけて揚げたカツレツで、ドイツやオーストリアの代表的な料理です。
付け合わせにキャベツの蒸し煮やザワークラウト、ローストポテト、ジャガイモ団子などを添えレモンをかけて食べるのが一般的です。

アイスバインは、ドイツの伝統的な家庭料理で塩漬けした豚のすね肉や豚足を煮込んだ料理です。ベルリンの名物料理として知られています。
ザワークラウトや粒マスタード、茹でたジャガイモなどを添えて食べます。
ドイツの野菜料理

ザワークラウトは、キャベツと塩を混ぜて乳酸発酵させたドイツの伝統的な漬物です。ドイツ語でザワー(sauer)酸っぱい、クラウト(kraut)ハーブ、芽を意味します。厚切りのお肉料理や煮込み料理など、さまざまなメニューに添えられています。
また、冷蔵で約6ヵ月間の長期保存ができるため、キャベツの大量消費や保存食にも適しています。
シュパーゲル(Spargel)はドイツ語で白アスパラガスを指し、ドイツの春の味覚として知られています。
4月半ば~6月中旬が旬で、シーズン中は多くのレストランで期間限定のシュパーゲル特別メニューが出ます。
ドイツのパン

プレッツェルは、ドイツ発祥の小麦粉パンで、塩味が効いてもっちりとした食感が特徴です。ドイツ語では「ブレッツェル(Brezel)」と呼ばれ、ドイツの伝統的なパンのひとつです。
ビールとの相性も抜群なので一緒に食べてみるのもおすすめです。

ブロートヒェン(Brotchen)はドイツ語で小型のパンを指し、小麦粉を主体としたシンプルな配合で焼かれています。
ドイツでは主に朝食に食べられ、バターを付けて食べたり、サンドウィッチにしたり、シチューやスープに添えたりとどんなメニューにも合うパンです。
ドイツのファストフード

お手軽な食べ物としてケバブは有名で、ドイツのケバブには様々な種類があります。
日本でもおなじみなのがドネルケバブとなります。ドイツに移民してきたトルコ人がベルリンで始めたのが発祥となっているそうです。
ドイツのケバブは日本のものに比べて、野菜もお肉も沢山入りボリュームたっぷりなものになります。
ノルトゼー(Nordsee)は、ドイツに本拠地を置く魚介類専門のファストフードチェーン店です。肉料理の多いドイツで、手軽に魚介類を食べられるお店として人気となります。
サーモンのグリルやロブスターなどのメニューやサーモンフライやニシンの酢漬けのサンドイッチ、寿司まで幅広い魚介類のメニューがそろっています。

ドイツのホットドッグは、日本で食べるホットドッグとは違います。焼きたてでパンからはみ出るほどの大きさのソーセージを表面は硬めのパリパリで、中はふわふわもっちりしたパンにはさみ食べることができます。
ケチャップ、カレーケチャップ、マスタードのサーバーが置いてあるのでお好みでかけて食べます。
ドイツの飲み物

ドイツビールには、地域によってビール造りがされており地域ごとの名産を味わうことができます。ベルリーナー・ヴァイセ、ラオホ メルツェン、シュバルツなどさまざまな種類があり、麦芽やホップの風味を活かしたバランスのよい味わいが特徴です。
ドイツのビールはミネラルウォーターよりも安いので、是非いろんな種類のビールを楽しんでみてください。
アプフェルショーレは、リンゴを使用したドイツで一般的な炭酸飲料になります。炭酸水とリンゴジュースを混ぜた飲み物です。
ビールだけでなくフルーツジュースも人気が高いドイツでは、レストランやカフェ、バーでもさまざまな種類のフルーツジュースやそれらを炭酸水で割ったショーレを楽しむことができます。
ドイツ料理を楽しめるおすすめ店
本場ドイツで食べるなら?
ドイツは、各地域によって異なる食べ物やビールなどを味わうことができます。
観光した地域で自分のおすすめレストランを探すのも楽しいと思いますし、有名なレストランで名物料理を堪能するのもいいと思います。
参考
まとめ
本場のソーセージは日本ではなかなか味わえない美味しさなので、ビールを片手にいろいろなものを試してください。
ドイツへ観光に行った際は、ドイツ料理の魅力を探ってみてください。
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