ニュルンベルク観光ガイド|おすすめ観光スポット、グルメ、アクセスなどを紹介

ニュルンベルク観光

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ニュルンベルクは日本人の方にとっては比較的マイナーな街になりますが、ニュルンベルクで開かれるクリスマスマーケットはドイツのなかでも有名で、毎年たくさんの観光客が訪れます。

ニュルンベルクについて

ドイツ南部に位置しているニュルンベルクは、バイエルン州の中で2番目に人口の多い街になります。旧市庁舎やお城、世界最大のおもちゃ博物館など観光名所がたくさんあり、城壁に囲まれた旧市街には中世の面影がある街となっています。

また、ニュルンベルクのクリスマスマーケットは、ドイツのなかでも三大クリスマスマーケットの一つとして有名です。

この記事では、ニュルンベルク観光のおすすめスポットを紹介します。

ニュルンベルクのおすすめ観光スポット

1.ニュルンベルク城

ニュルンベルク城
photo by pixabay

ニュルンベルク城は、街を見下ろせる高台に位置しており、中世ドイツの象徴的な要塞です。カイザーブルクと呼ばれており、神聖ローマ帝国の歴代皇帝たちが居住し、帝国の重要な政治的拠点として機能していました。壮大な石造りの城壁と塔が特徴で、ニュルンベルクの街並みを一望できる絶景スポットでもあります。

見どころエリアとして、高さ約50mの円形のシンウェル塔、当時の防衛施設として重要な役割していた深さ50m以上の深井戸、神聖ローマ皇帝たちが滞在した豪華な居住エリアの皇帝の館、中世の武具、皇帝の生活用品、城の歴史資料などが展示されている博物館などがあります。

2.美しの泉

美しの泉 ニュルンベルク
photo by photoAC

19mの高さがある「美しの泉」は4段構造になっていて、14世紀後半に建てられた美しい水場になります。この塔には40体の像があり、それぞれ英雄、学者、選帝侯などを表し、最上段にはモーゼと預言者7人が並んでいて、全体で神聖ローマ帝国(当時のドイツ)の世界を表現しています。

塔を囲む鉄柵には、継ぎ目のない金の輪がはめ込まれています。願い事を心に思い浮かべながら金の輪を右に3回回すと幸運に恵まれるとされ、多くの観光客が金の輪を回そうと訪れます。

3.聖セバルドゥス

聖ゼバルドゥス教会は、13世紀に建築されたニュルンベルク最古の教会です。ニュルンベルクの町の守護聖人である聖ゼーバルトの遺骨が聖遺物として安置されてあります。

外観は圧倒される立派な建物で、2つの高い尖塔をもつ教ゴシック様式の教会になります。内部は美しいステンドグラスで飾られていて、巨大なパイプオルガンもあります。訪れる時間によっては、パイプオルガンの演奏も聞くことができます。

また、尖塔の内部を見学できるツアーもあります。年に数回のみですが、夜に尖塔に上るツアーも開催されています。

4.ゲルマン国立博物館

ドイツ最大の文化史博物館で、1852年に設立されています。先史時代から現代に至るまでのドイツおよびヨーロッパの歴史や芸術、文化遺産を幅広く展示しています。

著名な彫刻家の彫刻やドイツ出身画家の絵画などの美術品をはじめ、楽器や学術用品や医療関連の物まで展示されており、多岐にわたるコレクションは圧巻です。

日本語対応は限られますが、英語やドイツ語のオーディオガイドで展示物の詳細を深く理解できます。

入場料:大人8ユーロ、子供(7~17歳) 5ユーロ、子供(6歳未満)  無料となっています。

営業時間:10:00-18:00

休館日:月曜日

アクセス:ニュルンベルク中央駅から徒歩10分ほど。

5.ニュルンベルク旧市庁舎

ニュルンベルク旧市街の中心部に位置する歴史的建造物で、中世から続く都市行政の象徴です。建物はゴシック様式とルネサンス様式が融合した美しい外観が特徴で、内部には豪華な会議室やかつては中世の刑務所として使用されていた地下牢(拷問室)などがあり、歴史好きにはおすすめのスポットです。

30分ほどの拷問室や牢獄を巡るツアーは、英語とドイツ語で案内されます。中世の司法制度や刑罰の歴史に興味がある人にはおすすめです。



6.おもちゃ博物館

ニュルンベルクは中世以来のおもちゃの町で、19世紀以降はヨーロッパ最大のおもちゃ製造地として栄えました。ニュルンベルクにあるおもちゃ博物館は、世界で最も有名なおもちゃ博物館の1つになります。博物館には、古代から現代までの幅広いおもちゃコレクションが展示されており、子どもから大人まで楽しめるスポットです。

日本語のオーディオガイドも用意されているので、利用してみるとより深くおもちゃ博物館を楽しむことができます。

また毎年、世界最大級の国際おもちゃ見本市が開催されています。

営業時間:火曜日〜金曜日10:00〜17:00。土日10:00〜18:00

休館日:月曜日

入場料:大人(18歳以上)7.5ユーロ、子ども(4~18歳未満)2.5ユーロ。※割引や1日券などもあります。

アクセス:Hauptmarkt(ハウプト広場)からすぐ

7.クリスマスマーケット

クリスマスマーケット ニュルンベルク
photo by pixabay

世界三大クリスマスマーケットは、「世界最大のシュトゥットガルト」、「世界最古のドレスデン」、そして「世界一有名なニュルンベルク」と言われています。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットは17世記から開催されており、長い歴史を持っています。細かく分けると9か所の場所でマーケットが開催されています。中央駅からすぐの「職人広場のマーケット」や、世界の屋台が集まる「姉妹都市のクリスマスマーケット」、そして、天使のクリスマスマーケットと言われている、ハンス・ザックス広場で開かれる「子どもクリスマス」になります。

その中で、もっとも歴史がある「ハウプトマルク」がメイン会場となっています。赤と白で埋め尽くされた広場の中で、毎年多くの人がこの場所を訪れます。

クリスマスマーケットではグリューワインと呼ばれる甘口のホットワインや、ニュルンベルク名物のハーブ入りソーセージ、ハンドメイド感溢れる綺麗なオーナメントなどがあり、会場を見て周るだけでも楽しめるお店がたくさんあります。

8.マックス・モーロック・シュタディオン(旧称:フランケンシュタディオン)

マックス・モーロック・シュタディオンは、歴史と伝統を誇るスタジアムです。1. FCニュルンベルクの本拠地として、熱狂的なサポーターの応援が響くこのスタジアムは、ドイツサッカー界において特別な存在で、国内で最も古いスタジアムの一つです。2006年FIFAワールドカップの舞台にもなりました。

最大の魅力は、観客席とピッチの距離が近いこと。スタンドの傾斜も適度に設計されており、どの座席からも試合が見やすくなっています。選手たちのプレーを間近で感じることができるため、ファンにとって最高の観戦体験が提供されます。

このスタジアムは、州立公園Volkspark Dutzendteich)に隣接しており、試合前後に湖の周辺を散策することもできます。都市の喧騒から少し離れた場所にありながら、アクセスは良好で、観戦と自然の両方を楽しめるのが魅力です。

アクセス:最寄駅 Sバーン「Nürnberg Frankenstadion 」から徒歩約10分

グルメ&ビール

ニュルンベルガーソーセージ

ニュルンベルガーソーセージは、ニュルンベルグ市内で決められたレシピに従って作られた世界的にも有名な小型ソーセージです。フランケン焼ソーセージより細挽きで小型(長さ7~9cmで最大25~30g) 豚肉を羊腸に詰めマジョラムという香草で味付けされているのが特徴です。

木炭でグリルしたものが一般的で、小さいのでたくさん食べられることができます。

参考サイト

赤ビール

ニュルンベルクにはRotbier(赤ビール)というビールがあります。赤褐色の特別な麦芽を使ったビールで、麦芽のマイルドな甘みと香ばしい風味が特徴です。ホップの爽快さは残しつつも、苦みは穏やかで滑らかな味わいになります。

参考サイト

ニュルンベルク観光のアドバイス

ニュルンベルク市内と周辺地域は、ニュルンベルク交通局(Verkehrsverbund Großraum Nürnberg)という交通ネットワークでつながっており、地下鉄(U-Bahn)、トラム、バス、Sバーン(近郊列車)が利用できます。

ニュルンベルク中央駅を中心としていろいろな場所へアクセスが可能です。

また、ニュルンベルクカード(Nürnberg Card)を利用すれば、2日間の公共交通機関が無料+主要な観光地の入場料が含まれるお得なカードになります。

1日乗車券(大人約8.20ユーロ)もあるので、ニュルンベルク観光の際は、どちらかを使用することをオススメします。

ニュルンベルクカードサイト

ニュルンベルク交通局サイト

まとめ

ニュルンベルクは、歴史的建造物や博物館、クリスマスマーケット、グルメなど様々なことを楽しむことができる観光地になります。日本人の方にはあまりなじみがないですが、一度訪れると街のすばらしさに魅了されると思います。

是非、ニュルンベルク観光を楽しんでください。

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