世界遺産と歴史の街ブレーメン!観光に役立つ見どころまとめ

ブレーメン

ブレーメンはドイツ北部に位置する歴史と文化の街で、「ブレーメンの音楽隊」で知られています。中世から続く美しい建築や賑やかな広場が魅力です。短期滞在でも充実した時間を過ごせるため、観光客にとって非常に人気のある観光地です。

ブレーメンの特徴

ブレーメンは、歴史的で魅力的な街であり、ユネスコ世界遺産に登録されている建築物や物語に彩られた観光名所が数多くあります。旧市街地の風情や市民の活気あふれるマーケットプレイス、さらには有名なグリム童話“ブレーメンの音楽隊”を象徴する像など見どころが満載です。

この記事では、ブレーメン観光のおすすめスポットを紹介します。


1.ヴェーザーシュタディオン

ヴェーザーシュタディオン

ヴェーザーシュタディオンは、ブレーメンにあるスタジアムになります。サッカーチームのヴェルダー・ブレーメンのホームスタジアムです。その名のとおり、ブレーメン市内を流れるヴェーザー川の河畔に位置しています。

ブレーメンの中心地からスタジアムへのアクセスは非常に便利で、トラムやバスを利用するほか、自転車や徒歩でも訪れることができます。スタジアム周辺の景観は美しく、ヴェーザー川沿いを散策しながら訪れる観客も多いです。スタジアムのデザインは環境に優しいコンセプトが採用されています。例えば、屋根には多数の太陽光パネルが設置され、再生可能エネルギーの利用を推進しています。また、ヴェーザー川沿いの立地を活かし、公共交通機関や自転車でのアクセスが推奨されている点も特徴的です。

2.ブレーメンの音楽隊の像

ブレーメンの音楽隊の像

ブレーメンの音楽隊の像は、グリム童話「ブレーメンの音楽隊」をモチーフにした、ブレーメンのシンボルの1つです。この像は、観光客に人気の写真撮影スポットであり、街を訪れる際には欠かせない観光名所です。

1953年に設置され、ロバ、犬、猫、鶏がピラミッド状に並ぶこの像は観光客に大人気の観光スポットになります。像のロバの前足に触れると願いが叶うと言われています。

3.マルクト広場

マルクト広場

マルクト広場は、ブレーメンの中心に位置する広場で、街の象徴ともいえる歴史的建造物が立ち並びます。観光客にも地元民にも愛される場所で、ゴシック様式やルネサンス様式の建築が調和した美しい広場は訪れる人々を魅了します。

広場周辺は旧市街が広がり、シュノーア地区やボッターガッセなどの観光名所へ徒歩で行くことが可能です。また、ヴェーザー川沿いのシュラハテ(Schlachte)遊歩道も近く、カフェやビアガーデンでリラックスした時間を過ごせますこともできます。

4.市庁舎

ブレーメン市庁舎

15世紀に建てられたゴシック様式のブレーメン市庁舎は、17世紀初頭にルネサンス様式へ改築され、現在の優美な外観が完成しました。2004年にローラント像とともに「ブレーメンの市庁舎とローラント」としてユネスコ世界遺産に登録されています。

市庁舎内部は、ガイドツアーでのみ見学が可能です。ガイドツアーのスケジュールは事前に確認をおすすめします。通常、午前から午後にかけて複数回実施されています。歴史や建築について詳しく学べる貴重な機会です。

5.ローラント像

ローラント像

ローラント像は、自由と独立を象徴する高さ約5.5mの石像で、神聖ローマ帝国時代の自治都市の象徴として知られています。1404年に建てられ、2004年にはブレーメン市庁舎とともにユネスコ世界遺産に登録されました。その威厳ある姿は、訪れる観光客を魅了し続けています。

ローラント像は、剣と盾を持つ姿で描かれています。剣は正義を、盾は都市の守護を象徴しています。盾には神聖ローマ帝国の双頭の鷲が刻まれており、都市の自由と帝国との関係を示しています。ブレーメン中央駅から徒歩約15分の場所にあり、マルクト広場内に位置しているため、旧市街の観光と一緒に訪れるのが便利です。

6.シュノーア地区

シュノーア地区

シュノーア地区は、旧市街の中でも特に趣のあるエリアになります。中世から続く街並みがそのまま残っており、絵本の中に迷い込んだような雰囲気を味わえる観光スポットとして人気を集めています。かわいらしい家々や個性的なショップ、カフェが並んでおり、工芸品やお土産探しにもぴったりな地区になります。

「シュノーア(Schnoor)」という名前は、ドイツ語で「紐」を意味します。地区内の家々が紐のように一列に並んでいることが由来とされています。また、中世にはこのエリアで紐職人が多く住んでいたことにも関連しています。ブレーメン中央駅から徒歩約20分、または市内トラムで「Domsheide」停留所から徒歩約10分です。早朝や夕方は観光客が少なく、静かに街並みを楽しめます。ライトアップされた夜もロマンチックな雰囲気です。

7.ウーバーゼー博物館(Übersee-Museum)

ブレーメンにあるウーバーゼー博物館は、自然史・民族学・商業史の三つの分野を融合したユニークな展示で知られる博物館です。1896年に開館して以来、世界中の文化や自然の多様性を見ることができる博物館になっています。

営業時間は、火曜日から日曜日の10:00~18:00(祝日は特別営業時間の場合あり)で、月曜日は休館になっています。入場料は、一般入場料が約10ユーロになり、学生や子ども向けの割引もあります。ブレーメン中央駅から徒歩約5分の場所にあり、公共交通機関でのアクセスが非常に便利です。全エリアをじっくり見学するには、少なくとも2~3時間は必要です。

8.ベック’スビール(Beck’s Beer)

ベック’スビール

世界的に有名なビールブランド「ベックス」の本拠地がブレーメンにあります。1873年に誕生して以来、その高品質と独特の味わいで、ドイツ国内外で高い人気を誇っています。現在では世界約120カ国で親しまれており、ドイツビールの代名詞的存在となっています。

工場見学ツアーも開催されており、ブランドの歴史やビールの製造工程を学べるだけでなく、できたてのビールを味わうこともできます。工場見学は事前予約が必要で、公式サイトまたはブレーメン観光案内所で申し込むことができます。

ブレーメン観光のアドバイス

移動手段: 街の中心部は徒歩で巡るのが便利ですが、自転車やトラムも活用すると効率的に観光できます。

時間配分: 1日で主要な観光地を巡ることが可能ですが、2日以上滞在してシュノーア地区や博物館をじっくり楽しむのがおすすめです。

天候に注意: ブレーメンは雨が多い地域なので、折りたたみ傘やレインコートを持参すると安心です。

まとめ

ブレーメンは、歴史的建造物からユニークな街並み、美味しい地元料理まで、幅広い魅力が詰まった街です。訪れる季節や興味に合わせてプランを立てることで、より充実したブレーメン観光を楽しめるでしょう。ドイツ北部のこの美しい街で、忘れられない思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

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